今回は、公立中高一貫校の入学試験である適性検査の受検対策ができる通信講座・オンライン講座4つをご紹介します。
結論から言うと、「ここを選べば公立中高一貫校の受検対策はばっちり!」と一押しできる講座はありませんでした。
理由は、2つ。
なので、公立中高一貫校の受検対策費用を抑えたい方には魅力的な講座ではありますが、受験塾と併用して活用するのが現実的と言えます。
上記を踏まえて、適性検査対策ができる通信講座・オンライン講座4つをチェックしてみてくださいね。
適性検査対策ができる通信講座・オンライン講座4つ
公立中高一貫校受検は、私立中高一貫校と異なり、小学校の学習範囲を大きく超えることはないとされています。
ただし、長文記述問題がありますので、まずは小学校の学習内容をマスターし、短時間で自分の考えをまとめ記述できる能力を身に付ける必要があります。
以下で、その対策ができる通信講座・オンライン講座をご紹介します。
適性検査対策ができる通信教育まとめ
まずは、今回ご紹介する4つの講座のまとめです。

気になる通信教育はリンクからすぐにジャンプできます。
それでは、順番に見ていきましょう。
Z会「公立中高一貫校適性検査(5・6年生)」
Z会の通信講座は、公立中高一貫校合格者が多いことで知られています。
Z会の小学講座には、
- 中学受験コース(私立中学向け)
- 小学生コース
があり、公立中高一貫校を目指す方は「小学生コース」を選択します。
さらに、小学生コースには、
- 本科:4教科を学ぶ
- 専科:オプション
があり、この専科のなかに3種類の公立中高一貫校対策講座があります。
- 小5:「作文」「公立中高一貫校適性検査」
- 小6:「作文」「公立中高一貫校適性検査」「公立中高一貫校 作文」
学習量は?
5年生で、
- メインテキスト:1回40分×月2回
※10月~3月は月3回 - 提出課題:1回30分×月1回
6年生で、
- メインテキスト:1回50分×月2回
- 提出課題:1回25分×2回
いずれも数か月おきに総合成績表がもらえるので、偏差値や順位、項目別のアドバイスを知ることができます。
専科単独での受講が可能なので、通塾の補完として受講してもいいですし、本科と併せて自宅学習を進めるのも良いでしょう。
費用は?
入会金は、0円です!
月あたり | 年間 | ||
小3 | 思考・表現力 | 1,589円 | 19,068円 |
4教科+英語or思考・表現力 | 5,909円 | 70,908円 | |
小4 | 4教科+英語or思考・表現力 | 6,473円 | 77,676円 |
思考・表現力 | 1,589円 | 19,068円 | |
小5 | 公立中高一貫校適性検査 | 2,384円 | 28,608円 |
作文 | 2,805円 | 33,660円 | |
5教科 | 7,435円 | 89,220円 | |
小6 | 5教科 | 8,140円 | 97,680円 |
公立中高一貫校適性検査 | 2,805円 | 33,660円 | |
作文 | 2,805円 | 33,660円 | |
公立中高一貫校作文 | 2,805円 | 33,660円 |
- 今なら入会時に『公立中高一貫校受検対策BOOK入門編/実戦編』がもらえます。
- 小5から公立中高一貫校適性検査を始めるのではなく、低学年から基礎学力を付けてオプションをつけるのがベスト。
- 1年分を一括で払うと毎月払いに比べて15%お得なので、まとめ払いがおすすめです。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.zkai.co.jp/です。
(参考:Z会の通信教育 小学生コース3~6年生「目的別講座」https://www.zkai.co.jp/el/n/subject-op/ 2021年5月17日)
ブンブンどりむ
ブンブンどりむは、小1~小6を対象とした作文通信教育講座です。
『声に出して読みたい日本語』(草思社)でおなじみの齋藤孝先生監修で知られ、公立中高一貫校の適性検査にも対応しています。※小6コースのみ
公立中高一貫校の受検対策にも使える「6年生対象バッチリ完成コース」では、資料を読み取る情報活用力や課題作文のコツなど、公立中高一貫校の受検記述対策ができます。
書く力は、2020年度から始まった大学入学共通テストにも必須の能力なので、小学校のうちから基礎固めをしたい方にもおすすめです。
学習量は?
- 見開き1ページ・1日10分が目安のマンガ形式のテキスト
- 月2回の添削指導
算数・社会・理科に役立つ副教材で作文以外の学習も可能です。
費用は?
【小学1年生対象コース(4月号入会の場合)】※すべて税込。
毎月払い | 6ヵ月一括払い | 年払い |
4,950円 | 支払い合計:28,314円 | 支払い合計:54,120円 |
年額:59,400円 | 月あたり:4,719円 | 月あたり:4,510円 |
【小学2年生~6年生対象コース】
毎月払い | 6ヵ月一括払い | 年払い |
5,445円 | 支払い合計:31,218円 | 支払い合計:59,664円 |
年額:65,340円 | 月あたり:5,203円 | 月あたり:4,972円 |
ブンブンどりむ公式サイト
\ 2022年7月31日まで! /
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.bunbun-dorimu.net/です。
(参考:ブンブンどりむ https://www.bunbun-dorimu.net/ 2021年5月17日)
スタディサプリ/中学受験対策
大学受験やTOEIC対策でもおなじみのスタディサプリは、公立中高一貫校の受検対策にも活用できます。
スタディサプリのメリットは、コストパフォーマンスの良さ。
1カ月2,178円(税込)の定額制で一流講師の授業が見放題なので、分からなかった単元を何度も復習したり、追加料金なしで先取り学習ができたりと自在に使えるのが嬉しいですね。
学習量は?
- 1回15分の授業を見て、テキスト・演習問題を解くの繰り返し。
公立中高一貫校対策として使うなら、4教科の基礎固めとして使うのがおすすめです。
基礎固めが終わったら、「応用講座」で中学受験対策ができます。
費用は?
月額2,178円(税込)の定額制。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://studysapuri.jp/です。
(参考:スタディサプリ https://studysapuri.jp/ 2021年5月17日)
進研ゼミ「考える力・プラス講座」5・6年生(公立中高一貫校受検対応)
進研ゼミの「考える力・プラス講座」5・6年生は、通信教育業界トップのベネッセの「進研ゼミ 小学講座」の有料オプション教材です。
公立中高一貫校の「適性検査」を題材に、自分の頭で考える力や、生きる力を伸ばすカリキュラムとなっています。
内容は、小学講座と同様にテキストと映像授業に取り組み、添削問題を提出する流れになっています。
学習量は?
- 適性検査・作文対策のメインテキストと映像授業:1回約30分×月8回
- 適性検査(毎月)・作文(奇数月)に行う実践演習、4科目の読み取りトレーニング:
20~30分×月4~5回 - 添削問題:1回30分
費用は?
- 5年生は、年払いで月額3,998円~(税込)
- 6年生は、年払いで月額4,268円(税込)
なので、習い事や通塾とも併用しやすい価格帯です。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.benesse.co.jp/です。
(参考:進研ゼミ「小学講座」https://sho.benesse.co.jp/?_ga=2.108843136.385883773.1621211189-1026350471.1614305173 2021年5月17日)
通信講座・オンライン講座のデメリットと対策

以上4つの通信講座・オンライン講座の概要を見ていきましたが、通信講座には多くの人がぶつかるデメリットがあります。
- 学習計画がうまく立てられない・進まなくて教材が溜まってしまう。
- 分からない単元があっても直接先生に聞けないので、そのまま進んでしまう。
- 演習量が絶対的に足りないので、他に教材を買ったりする必要が出てくる。
- 塾と違い同じ目標を持ったライバルがいないので、切磋琢磨できない。
- 教材をどのように活用するかは子どもや親に委ねられる。
保護者の方も子どもの頃は、進研ゼミなどの通信講座をやりきれずに結局やめてしまった経験がないでしょうか。
通信教育は通塾する時間が不要で塾よりも安いというメリットがありますが、基本的には独学で行うため、途中でつまずきがちです。
上記デメリットをカバーするには、親のサポートや塾・模試などの併用が必須になってくるので、お子さんの性格や成績に合わせて選びましょう。
まとめ:通信講座だけでは難しい適性検査対策
今回は、公立中高一貫校の適性検査の受検対策ができる通信教育・オンライン講座4つをまとめました。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。