公立中高一貫校の選抜試験は、「適性検査」「作文」「面接」「報告書」の4つの組み合わせから総合的に判断されるので、必然的に私立中学(4科目の学力試験)とは対策が異なります。
なかでも、「作文」は、選抜試験の場で資料から必要な情報を読み取り、自分なりの提案や意見を表現できるかがカギになります。
ただし、与えられたテーマ・条件に沿ってオリジナルの文章を書くのは大人でも難しく、付け焼き刃の対策では点数が取れません。
そこで今回は、作文に特化した学習カリキュラムが学べる通信教育講座「ブンブンどりむ」をご紹介します。
- ブンブンどりむとは?
- 学習の流れ、講座内容
- 受講費
- 入会方法、解約方法
- 他社通信教育、作文教室との比較
この記事を読めば、ブンブンどりむのくわしい教材内容や、適性検査対策ができるのか、他社通信教材との比較が分かりますよ。
※この記事には一部PRが含まれます。
ブンブンどりむは作文に特化した通信教育
ブンブンどりむは、小学生向けの作文通信教育講座です。
齋藤孝先生はTV番組でもおなじみ。
ベストセラー書籍『声に出して読みたい日本語』(草思社)の著者です。
作文をメインに教科横断の学びを続けることで、「思考力」「読解力」「想像力」「語彙力」が総合的に身に付けられます。
「ブンブンどりむ」を運営するどりむ社は、1994年から大手進学塾向け作文添削教材「ザ 作文」教室を提供し、多くの生徒の作文指導を行ってきました。
そして、その実績をもとに2004年に始めた個人向け通信教育講座が「ブンブンどりむ」になります。
塾向けの「ザ 作文」教室からは25年以上の実績があり、「青少年読書感想文全国コンクール」では「ブンブンどりむ」会員・元会員から入賞者を次々と輩出しています。
【速報】受賞されたみなさま、おめでとうございます!
— ブンブンどりむ(作文通信教育講座) (@bunbun_dorimu) February 4, 2022
「第67回青少年読書感想文全国コンクール」の結果が発表されました。
ブンブンどりむを頑張っている会員や元会員の中からも、受賞者が出ましたよ♪
【毎日新聞社賞】1名
【サントリー奨励賞】3名
【全国入選】7名
本当におめでとう☆彡 pic.twitter.com/Q2tLmHUBBe
関連 2022年7月最新!ブンブンどりむのお得な入会キャンペーンまとめ
ブンブンどりむの学習の流れと各コース内容
続いて、ブンブンどりむの学習の流れと、各コースの詳細を見ていきましょう。
ブンブンどりむの学習の流れ
「ブンブンどりむ」の学習サイクルは下記の通りです。
- 教材が届く(月末)
- 勉強スタート(1日10分程度)
- 提出課題に取り組む
- 提出課題・ポイントシールが返送される
ポイントシールを集めるとプレゼントと交換できます。
通信教育あるあるですが、子どもはポイントを貯めたくて頑張りますよね。
毎年3月には「作文力判定テスト」があり、結果が表賞状で届きます。
賞状もシンプルに嬉しい!
各コースの教材内容
ブンブンどりむは、毎月下記教材が届きます。
の4つで構成されており、副教材とともに1か月分取り組みます。
提出課題は2週間後に返送されるので、見直しもあわせて行います。
以下で、実際にどんな教材が届くのかをチェックしていきましょう。
小1:ワクワク入門コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 |
テキスト(24P):毎月 別冊解答・解説 | 提出課題シート2枚 :毎月 | ◆国語力ステップアップブック:毎月 ◆算数・生活科でやしなう問題解決力ドリル :年3回 ◆絵本:毎月 |
算数と生活科の勉強もできるんですね。
発達段階に合わせた絵本が届くのも嬉しい。
小2:ドキドキ基礎コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 |
テキスト(32P):毎月 別冊解答・解説 | 提出課題シート2枚 :毎月 | ◆国語力ステップアップブック:毎月 ◆算数・生活科でやしなう 問題解決力ドリル:年3回 ◆絵本:偶数月 |
小3:グングン上達コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 |
テキスト(40P)毎月 巻末解答・アドバイス | 提出課題シート2枚 :毎月 | ◆国語力ステップアップブック:毎月 ◆算数・理科・社会でやしなう 問題解決力ドリル:年4回 ◆ワークシート:偶数月 ◆特別付録:毎月 |
3年生から始まる理科と社会が問題解決力ドリルに組み込まれています。
小4:メキメキ応用コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 | 時事対策 |
テキスト(40P)毎月 巻末解答・アドバイス | 提出課題シート2枚 :毎月 | ◆国語力ステップアップブック :毎月 ◆算数・理科・社会でやしなう 問題解決力ドリル:年4回 | ◆月刊『Newsがわかる』:毎月 ◆時事シート:毎月 |
4年生からは『Newsがわかる』(税込490円)は毎日新聞のニュース雑誌。
中学受験生が定期購読していることが多い雑誌ですが、そのままだと読みっぱなしになりがち。
ブンブンどりむなら、中学入試頻出のトピックが学べます。
関連 2022年最新!中学受験におすすめの雑誌・月刊誌(小学生向け)
小5:トコトン実践コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 | 時事対策 |
テキスト(32P) 毎月巻末解答・アドバイス | 提出課題シート2枚:毎月 | ◆課題図書:偶数月 「光村ライブラリー」の図書 を読んで条件作文を書く。 ◆算数・理科・社会でやしなう 問題解決力ドリル(20P) :年4回 | ◆月刊『Newsがわかる』:毎月 ◆ 時事シート:毎月 |
条件作文を書く課題が出てきます。
過去,光村図書の『国語』教科書に掲載された作品のうち,先生方や子どもたちに高い評価をいただいたものを精選し,アンソロジー形式で収録しました。
光村図書「一般書籍」「光村ライブラリー」
小6:バッチリ完成コース
メインテキスト | 提出課題 | 副教材 | 時事対策 |
テキスト(32P)毎月 巻末解答・アドバイス | 模擬テスト(1枚)毎月 | 作文かきかたBOOK 4月号 | ◆月刊『Newsがわかる』 :毎月 ◆時事シート:毎月 |
6年生は適性検査対策を実践的におこなう集大成となります。
※注1「PISA型試験」ってどんな試験?
OECD(経済協力開発機構)が測る学力のこと。学校で習ったことをどの程度理解しているかではなく、知識や経験を活用して、実生活のさまざまな場面で直面する課題について、自分で積極的に考える能力のことです。
学研キッズネット「PISA型学力ってなに?/知っておきたい教育用語のトリセツ【第5回】」
https://kids.gakken.co.jp/parents/education/education-terminology05/ 2017年1月24日
これまで学んだこと、経験したことから自分なりに問題解決法を考えるのは、適性検査でも問われる能力ですね。
ブンブンどりむの受講費・入会方法
続いて、ブンブンどりむの受講費や、入会方法、解約方法について説明します。
- 入会金0円!
- 毎月5日までに申し込むとその月からの受講できる
- 途中解約OK
- 退会したい月の前月5日までに連絡すると翌月末で退会
- 安心の後払い(クレジットカード払い、自動引き落とし(口座振替)、払込取扱票)
- 海外受講・別学年の受講も可能
先取り学習はもちろん、さかのぼって基礎から学ぶこともできます。
添削もしてくれますよ!
受講費は小1と、小2~小6までの2パターンで、小2以降は小6まで同一料金で学べます。
毎月払い | 6か月一括 | 12か月一括 | |
1年 | 4,950円 | 4,719円/月 支払い合計:28,314円 | 4,510円/月 支払い合計:54,120円 |
2~ 6年 | 5,445円 | 5,203円/月 支払い合計:31,218円 | 4,972円/月 支払い合計:59,664円 |
お得な割引はある?
2人目以降のきょうだいが受講する場合は、きょうだい割引があります。
ただし、きょうだいと受講が重なっている期間のみの割引です。
きょうだい同時申し込みの場合も、きょうだい割引が適用されます。
小学1年生対象コース(4月号入会の場合)
毎月払い | 6ヵ月一括払い | 年払い |
4,400円 | 26,400円 | 52,800円 |
小学2年生~6年生対象コース
毎月払い | 6ヵ月一括払い | 年払い |
4,928円 | 29,568円 | 59,136円 |
その他の割引はある?
お友だち紹介キャンペーンで、お友達を紹介すると図書カード500円分がもらえます。
他社通信教育、作文教室との受講費比較
ブンブンどりむの月額料金は、税込5,445円(小2~小6・毎月払い)。
年間税込65,340円の出費になるので、作文だけを学ぶのに5,000円以上は正直高い気もします。
そこで、公立中高一貫校受検を目指す際の他社通信教育の料金と比較してみました。
小6の各コース料金 | 毎月払い | 年払い |
ブンブンどりむ | 5,445円 | 59,664円 |
進研ゼミ | 7,150円 | 76,440円 |
Z会(5科目) | 11,070円 | 110,340円 |
Z会 公立中高一貫校 適性検査(オプション) | 3,600円 | 43,200円 |
Z会 公立中高一貫校 作文(オプション) | 3,600円 | 43,200円 |
スマイルゼミ | 7,260円 | 76,450円 |
〃 専用タブレット代 | 10,978円 | |
スタディサプリ | 2,178円 | 26,136円 |
※2023年1月現在
今回は小学校6年生のコースを比較しましたが、小学生向け通信教育では学年ごとに受講費も上がっていきますので、小2~小6まで同料金の「ブンブンどりむ」は良心的とも言えます。
一方、通いの作文教室は下記の通りです。
- 東京都にある個別指導塾の「適性検査クラス」:月2回(90分)で月額6,600円(税込)、月4回(90分)で月額9,900円(税込)※管理費・教材費別途
- ベネッセ文章表現教室(小2~小6):月2回(90分)で、入会金11,000円(税込)、月謝11,000円(税込)※学年一律料金、教材費、施設管理費等込み
通いの場合は、同じ目的意識を持つ仲間と講師の指導を受けながら学ぶことができるのがメリット。
ただし、その分料金は上がり、送迎などの手間もかかります。
また、ほかにきょうだいがいるので教育費にそこまでかけられないという方は、お子さんひとりでも無理なく取り組める、ブンブンどりむを試してみてはいかがでしょうか?
ブンブンどりむの作文対策と並行しておこないたい作文コンクールや模試情報はこちらを参考にしてみてください。
関連 思考力・プレゼン力がつく!中学受験につながるコンクール情報まとめ
関連 公立中高一貫校適性検査の模試を受ける目的やメリット、厳選模試情報
まとめ:作文力は小1からスモールステップで身に付けたい
今回は、作文に特化した通信教育講座「ブンブンどりむ」のコース内容や教材内容、受講費、他社との比較についてまとめました。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.bunbun-dorimu.net/です。
(参考:ブンブンどりむ https://www.bunbun-dorimu.net/ 2021年5月19日)
最新情報は公式サイトにてご確認ください。