今回は、無学年式オンライン教材「すらら」と、進研ゼミのタブレット学習「チャレンジタッチ」の違いを解説します。
以上のようにタブレット学習として共通点が多いので、すららとチャレンジタッチのどちらを選んだらよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、すららとチャレンジタッチの違いを、
- 学習内容
- 無学年学習
- 学習サポート
- 学習に困難がある子への対応
- 中学受験対応
- 受講費(学習専用端末、中途解約の違約金の有無)
の6つのポイントに分けて解説していきます。
この記事を読めば、すららとチャレンジタッチの違いが分かり、タブレット学習選びの参考になりますよ。
すららとチャレンジタッチのざっくりまとめ
まずは、すららとチャレンジタッチがどんな特長を持ったオンライン教材なのか、ざっくりご紹介します。
すららの特長
すららは、勉強が苦手な子と相性がいい無学年式オンライン教材です。
先取り学習のイメージが強い無学年式ですが、すららの教材は基礎学力の定着を目標にしているので、さかのぼり学習のほうが得意です。
つまり、
お子さんの学力・学習スピードにぴったり合った学習が定額制でできる
ので、
勉強が苦手な子や、不登校、発達障がい、海外子女の子等と相性がいい教材となっています。
また、すららは教育関連の受賞歴や国内外での導入実績があり、信頼できるオンライン教材と言えます。
チャレンジタッチはコンテンツ充実のタブレット学習
チャレンジタッチは、進研ゼミ小学講座のタブレット学習です。
チャレンジタッチは学校の教科書に沿って予習復習をしたいお子様に向いています。
追加料金なしで上位レベルの問題が解け、思考力問題は赤ペン先生の個別指導が付くなど、教科書レベルを超えた勉強も可能です。
検定対策や、電子書籍など、学校の勉強以外のコンテンツが充実しているのもメリットですね。
幼児向けのこどもちゃれんじも含めて知名度・利用者数は抜群!
イード・アワードの顧客満足度調査「通信教育部門」では小学生の部で2年連続で受賞しています。
すららとチャレンジタッチの概要が分かったところで、2社の詳しいサービス比較を見ていきましょう。
すららとチャレンジタッチの違い
ここからは、すららとチャレンジタッチの違いを、①学習内容、②無学年学習、③学習サポート、④学習上の困難がある子への対応、⑤中学受験対応、⑥受講費・専用端末の有無の6点から比較していきます。
①学習内容の違い
すらら | チャレンジタッチ | |
学習範囲 | 無学年式 | 学年式 |
学習指導要領 | 対応 | 対応 |
教科書準拠 | 国語以外対応 | 〇 |
教科 | 3~5科目 | 3~5科目 |
プログラミング | × | 〇 |
学力診断テスト | 〇 ※ | 年3回 |
→個別復習問題 | 重点学習カリキュラム | 個別復習ドリル |
オプション講座 | × | 〇 |
応用問題 | 基礎がメイン | 上位コースあり ※追加料金なし |
すららとチャレンジタッチの一番大きな違いは、すららが小学校~高校までの無学年式、チャレンジタッチが学年に応じた内容であることです。
2社とも学習指導要領には対応していますが、学校で使っている教科書に対応した予習復習ができるチャレンジタッチに対し、すららは定期テストのみの対応になっています
また、チャレンジタッチは追加料金内で上位コースを選ぶことで応用問題を解けますが、すららは基礎学力の定着がメインなので、オプション講座はありません。
②無学年学習の違い
すらら | チャレンジタッチ | |
無学年学習 | 〇 | 国語算数AIトレーニング |
前述の通り、すららは小学生から高校生までの無学年式で、数ある無学年式のなかでもさかのぼり学習に強いです。
一方、チャレンジタッチは学年式ですが、ステージ制学習「国語算数AIトレーニング」というコンテンツがあります。
チャレンジタッチは先取り学習に強いです。
さかのぼり学習で自分がどこまでさかのぼればいいのかを見つけるのは「お子さん自身」になります。
③学習のフォローの違い
すらら | チャレンジタッチ | |
オーダーメイド問題配信 | 〇 | 〇 |
自動採点 | 〇 | 〇 |
つまずき自動判定 | 〇 | 〇 |
過去教材の確認 | 〇 | 4月号まで |
自動解き直し | 〇 | 〇 |
学習のごほうび | アチーブエッグ アバター マイページ | ゲーム アバター 努力賞ポイント |
個別担当者 | すららコーチ | 赤ペン先生の添削 オンラインライブ授業 |
保護者用管理画面 | 〇 | おうえんネット おうえんネットメール |
すららとチャレンジタッチの学習サポート面での大きな違いは、すららには「すららコーチ」という人による学習サポートがあることです。
塾講師など、教育のプロであるすららコーチが保護者にヒアリングをおこない、お子様に合った学習設計や、学習態度に対するアドバイスなどをおこないます。
一方、チャレンジタッチは学年式なので年間カリキュラムに沿った講座が毎月配信され、タブレットを開くとその日の課題が出てくるので迷いなく勉強を始められます。
タブレットでも赤ペン先生の添削指導があり、タブレット内ではありますが、担当の先生からの個別のアドバイスが確認できます。
④学習上の困難がある子の対応の違い
すらら | チャレンジタッチ | |
不登校対応 | 条件を満たせば 出席扱い | △ |
発達障がい 学習障害対応 | 〇 | △ |
海外対応 | 〇 | × ※紙教材は対応 |
すららは学校に通うお子さんはもちろん、不登校で対面授業が難しいお子さん、先生に直接教わることが難しいお子さん、海外に暮らすお子さんにも対応しています。
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不登校への対応
すららは、文部科学省が定めるIT等を活用した自宅学習で出席扱いにできる要件を満たす通信教育です。
出席扱いにしてもらうためのアドバイスも含めてサポートが受けられます。
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チャレンジタッチは学年に応じた学力があれば毎月配信される教材を学び学校の授業に遅れないようにすることは可能です。
学習障害、ADHD(注意欠如・多動症)、ASD、グレーゾーンへの対応
すららは、発達障がいの専門家※が監修に参加しています。
※低学年の学習障害に限る
- 子どもの発達科学研究所と共同開発
- 五感をフルに使った多感覚学習
- AIが適切なタイミングで声かけ
- 集中力を切らさない対話型の講義
- 発達障がいのお子様の指導経験があるすららコーチが学習設計
チャレンジタッチは、進研ゼミ小学講座のサイト内「発達障害支援サイト」で学習に困難があるお子様への情報提供をしています。
⑤中学受験への対応の違い
すらら | チャレンジタッチ | |
中学受験対策 | × | 〇 |
すららには中学受験に対応したコースはありません。
進研ゼミには、小1~小3までは「演習問題」「応用・思考力問題」、小4~小6までは「標準コース」と「挑戦コース」があり、応用問題にチャレンジできます。
また、 オプション講座「考える力・プラス講座 中学受験講座」がありますが、演習量や模擬試験などの本番対策が十分とはいえないため、通塾のサブ教材として使うのがベターでしょう。
⑥受講費の違い
最後に、すららとチャレンジタッチの受講費の比較です。
初期費用
すらら | チャレンジタッチ | |
入会金 | 7,700円~ 11,000円 | 0円 |
専用端末代 | 0円 | 条件を満たせば0円 |
タブレット保険 | 0円 | 3,600円/年 |
※進研ゼミは入会・再入会ともに入会金0円。
※タブレット保険は任意。
すららはコースごとの入会金がかかります。
ただし、すらら専用の端末はないため、推奨環境のパソコンやタブレットからすぐに始めることができ、端末故障時の修理に備えるタブレット保険なども発生しません。
年に数回開催されている入会金無料キャンペーン中は入会費0円で始められますので、詳しくはすららをお得に始める方法まとめ!入会金無料キャンペーンはいつ?をチェックしてみてください。
一方、チャレンジタッチは入会金・専用端末の「チャレンジパッド」「専用タッチペン」ともに0円ですが、6か月以内の解約、もしくは紙教材への変更は税込9,900円がかかります。
月額利用料金の比較
すらら | ・3教科 小中コース: 8,228円 ・4教科 小学コース: 8,228円 ・5教科 小中コース:10,428円 ※3教科(国・数・英) ※4教科(国・数・理・社) ※5教科(国・数・理・社・英) |
進研ゼミ | 3,250円~6,370円 ※2023.4からの料金 |
※すららは、4ヶ月継続コース、進研ゼミは2022年度12か月一括払いの月額料金。
すららは、コースごとの定額料金のみで、オプション講座はありません。
学びたい教科数が選べ、月額利用料金以外はかからない無駄のないシステムです。
一方、進研ゼミは、学年が上がるごとに受講料が上がる一般的な料金体系で、オプション講座を付ける場合はオプション料金が加算されます。
小6時点ではチャレンジタッチほうが安いです。
ただし、中学受験対策にオプション講座を付けるとすららと同じぐらい。
【例】「考える力・プラス講座」6年生(公立中高一貫校受検対応)
12か月一括払いの月額料金 税込4,268円
できることが違うから、コスト面だけでは決められない感じですね。
すららとチャレンジタッチ、おすすめはこんな人!
すららもチャレンジタッチもキャラクターを使った親しみやすい画面構成で、基礎学力の定着や、学習習慣を楽しみながら付けることに優れています。
すららとチャレンジタッチで迷っている方向けに、それぞれ向いている人をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
すららが向いている人
チャレンジタッチが向いている人
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まとめ:オンライン教材は目的別に選ぼう
今回は、すららとチャレンジタッチの比較と、2社の選び方を解説しました。
タブレット教材は、お子さんが楽しく勉強を続けられるかも重要なカギになります。
すららはご家庭の端末を使って簡単にできる無料体験がありますので、ぜひお子さんの取り組み具合を確認してみてくださいね。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。