小学生になってSwitch解禁。
ゲームが終わったらYouTube、全然本を読まなくなっちゃった
もともとそんなに本を読むほうでもないのにさらに読書から遠ざかってしまう、いくらデジタル教材が増えても文字を追って読み解く力は今後も必須…。
ということで、書店で気になっていた学研の「よみとく10分シリーズ」を買ってみました。
試しに読んでみると、伝記などの定番の作品でもいまの時代に合わせて読みやすくアレンジされていて、これは確かに1冊を読み切ることができそうです。
今後少しずつそろえていきたいシリーズなので、この記事でご紹介していきたいと思います。
よみとく10分シリーズはどんな本?
学研の「よみとく10分シリーズ」は、読んで「とく」する どんどん読み「解く」シリーズです。
- 小学校6学年別で選べる
- 1話10分で読めるボリュームなので、朝や寝る前の読書にぴったり
- テスト問題にも選ばれている
とりあえず、お子さんが興味を持ちそうなテーマから選んで、読書の楽しさを実感することができます。
よみとく10分シリーズの伝記を買ってみた
2024年2月現在、よみとく10分シリーズは9シリーズ出版されていますが、筆者が気になったのは、「伝記」。
伝記は偉人ごとに1冊ずつ出版されている本が多いですが、ひとりの人間の生涯を1冊で追うのでまあまあのボリュームになりますよね。
最近は親しみやすいイラストで読みやすくはなっているものの、
新しい本なら現代の子ども向けに書かれているので読み始めたらおもしろいとは思うのですが、読書嫌いの子にはとっつきにくい本ではあります。
また、偉人ひとりにつき1冊なので、主要な偉人分を買いそろえるのもそこそこお金がかかります。
一方、よみとく10分シリーズの伝記には、12人分の伝記(2年生の場合)が収録されています。
- エジソン
- マリー・キュリー
- ベートーベン
- レントゲン
- シートン
- ダ・ビンチ
- コロンブス
- グリム兄弟
- 雪舟
- 牧野富太郎
- 安藤百福
- 手塚治虫
雪舟以降の日本人は、筆者も読んだことのない伝記で普通におもしろく読めました。
また、10分で読めるように簡潔に書かれているのも時代に合っていると感じます。
いまは「タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)」や、「時短」が当たり前の時代。
動画は倍速で視聴し、書籍は『5分後に意外な結末』(学研)や、「54字の物語」シリーズ(PHP)など、娯楽であっても長々と時間をかけたくないのが現代人なんですね。
よみとく10分シリーズも、そんな時代背景を考慮した構成になっていると感じました。
試しに『10分で読める伝記 2年生』を読み聞かせしてみました。
なるほど、10分で読めるボリュームに要約された文章は簡潔で分かりやすいです。
挿絵も偉人ごとに異なるタッチで描かれていて、「シートン」は写実的に、「手塚治虫」は、自身の絵柄を引用するなど、毎回新鮮な気持ちで読み進められます。
とりあえず、自分で読むことは強要せず読み聞かせを続けていきます。
「てづかおさむし」「レオナルド・大ピンチ」などと、子どもなりに理解しているようです。
「名作」「科学のお話」は先取りで読みたいです。
まとめ:時代に合った構成で本を読むきっかけづくりに最適
今回は、学研の「よみとく10分シリーズ」をご紹介しました。
お子さんが本を読まないとお悩みの方は、ぜひ書店で手に取ってみてくださいね。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。