中学受験に役立つ最低限の検定は?漢検・数検・思考力検定

中受に役立つ教材・ツール
中受に役立つ教材・ツール
スポンサーリンク
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

小学生から受検できる漢検や数検は、小学校の学習の到達度を測り、中学受験の基礎固めに使えるのでぜひ小6までに受けておきたいところ。

ただし、受検勉強にそこそこ時間が取られるのと、満点で合格しても中学入試で出題される応用レベルまでは習得できないので、ポイントを押さえて受検することが重要です。

そこで今回は、中学受験に役立つ最低限の検定3つをご紹介します。

あわせて、お得な受検方法や、検定を受検するメリット・デメリットをまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

関連 中学受験の理科に役立つ「理科検定」「科学検定」のまとめと活用法

※この記事には一部PRが含まれます。

本格的な中学受験勉強前に受けておくのはこの3つ!

まず、中学受験生が低学年から受けておきたい最低限の検定は次の2つです。

  • 漢検
  • 数検(数学・算数検定)

これに加えて、公立中高一貫校を受検・もしくは適性検査型の私立中学を受験する予定であれば、

  • 算数・数学思考力検定

を受けておくと良いでしょう。

以下で、漢検・数検・思考力検定の概要をご紹介します。

漢検(日本漢字能力検定)

文部科学省認定の公的検定です。

漢字の読み書きだけでなく、文章のなかで正しく使えるかどうかも測れるので、中学入試の得点アップに直結します。

漢字や四字熟語、類義語・対義語などは、知っていれば点数が取れるので(逆に知らないと0点)、本格的な受験勉強前に取得しておいて損はないでしょう。

5級(小6レベル)を6年生までに取るのが目安ですが、入試問題には中学レベルの漢字もばんばん出てくるので、余裕があれば4級・3級もチャレンジを。

受検会場は選べませんが、漢検CBT(Computer Based Testing)受検では、検定日以外でも受検できます。

漢検が推薦・AO入試などで評価される大学を見ると、最低3級以上が多かったです。

受検資格 小1目安 
級 10級~1級 
試験日 ①6月、②10月、③2月の年3回
検定料 10級2,500円~1級6,000円 (税込)
出題内容  
10級 小学校1年生修了程度(80字) 
9級 小学校2年生修了程度(240字) 
8級 小学校3年生修了程度(440字) 
7級 小学校4年生修了程度(642字) 
6級 小学校5年生修了程度(835字) 
5級 小学校6年生修了程度(1026字) 
合格基準 70~80%  ※級による 
※2022年6月現在。

記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.kanken.or.jp/kanken/です。
(参考:日本漢字能力検定 https://www.kanken.or.jp/kanken/
2022年6月10日)

漢検のお得な勉強法①

タブレット学習スマイルゼミ では、「漢検ドリル」コンテンツがあり、通常の学習の延長で漢字検定対策ができます

10級(小1程度)~2 級(高校卒業・大学・一般程度)まで対応し、漢検ドリルに合格すればタブレットから直接漢検の申し込みができて便利です。

さらに

\ 年1回のキャンペーン中に受ければ、漢検の検定料が無料 /

スマイルゼミ受講者の漢検合格率は95.9%なので、漢字検定受検を考えている方にはおすすめです。(※参照元:スマイルゼミ小学生向け通信教育 入会のご案内42ページ)

【PR】
全額返金保証で無料体験
漢検のお得な勉強法②

中学受験の必携電子辞書「XD-SX2800」には、漢字検定の問題集『漢検でる順問題集4級~ 2級 [新装四訂版]』があります。

通塾時間などのスキマ時間に勉強できます。

関連 中学受験におすすめの電子辞書はカシオの小学校高学年モデルに決まり

数学・算数検定(実用数学技能検定)

文部科学省後援の検定で、小学生までが「算数検定」、中学生以降が「数学検定」になります。

漢字検定同様、参考書を勉強していれば解ける基礎問題が中心なので中学入試の解法テクニックに直接役立つでわけはありませんが、受験算数の基礎固めとして使えます。

個別成績表を確認して、長期休みに不得意単元の復習に使っても良いですね。

高校・大学入試では、 「入試優遇制度」があるので、中学以降は志望校があるかチェックしてみましょう。

受検資格 幼児~ 
級 12級~1級 
試験日 ①4月、②7月、③10月の年3回
検定料 2,500円~3,000円(税込)
※個人受検 
出題内容  
12級 幼児 
11級 小学校1年生程度 
10級 小学校2年生程度 
9級 小学校3年生程度 
8級 小学校4年生程度 
7級 小学校5年生程度 
6級 小学校6年生程度 
合格基準  70%程度 
※2022年6月現在。
数検のお得な勉強法

算数に特化したタブレット教材「RISU算数」では、いつもの学習の延長で算数検定対策ができます

さらに、RISUの会員限定で、1学年以上 上の階級に合格すると、受検料の全額助成があり!

  • 基本料年額33,000円(税込)+月額利用料で使い放題!
  • AIが子どもにぴったりの学習計画を自動配信
  • 東大生などの解説動画・タブレット代が無料!
  • 算数検定を目標に、苦手単元の復習や先取りも自由自在!
【PR】
クーポンコード【aoz07a】入力でお得に体験

記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.su-gaku.net/suken/です。
(参考:数学検定・算数検定 https://www.su-gaku.net/suken/
2022年6月10日)

算数・数学思考力検定

好学出版が主催する算数・数学の検定試験です。

思考力検定のために算数・数学の問題を解き続けることで問題解決能力を養い、思考力を測ります。

解法や公式の丸暗記が通用しない適性検査を受検予定の方は、ぜひ受けておきたい試験です。

将来的には大学入試の優遇措置がある学校があるので、小学生から勉強しておいて損はありません。

神奈川県では3校が該当し、4級~3級以上で内申点の加点となる学校がありました。

ただし、自宅で受検するHOME受検で合格した場合は入試の優遇措置はありませんので、ご注意ください。

受検資格 小1目安 
級 10級~準2級 
試験日 ①6月、②11月、③2月
の年3回
検定料 2,100円~4,000円(税込)
※個人受検の場合
出題内容  
10級 小学1年~2年程度 
9級 小学3年程度 
8級 小学4年程度 
7級 小学5年程度 
6級 小学6年程度 
5級 中学1年程度 
4級 中学2年程度 
3級 中学3年程度 
準2級 高校1年程度 
合格基準  65%程度 
※準2級のみ60%程度 

記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.shikouryoku.jp/です。
(参考:算数・数学思考力検定 https://www.shikouryoku.jp/
2022年6月10日)

以上、中学入試の国語と算数、公立中高一貫校の適性検査に役立つ検定をご紹介しました。

中学入試の4科目・国算理社で考えると、「歴史能力検定」や「理科検定」「科学検定」なども気になるところですが、検定は合格することが目的です。

そして、合格するためには計画的な学習が必須。

大人でも働きながら資格試験の勉強を続けるのは難しいですよね。

ましてや、6~12歳の遊び盛りの子どもが小学校・塾・通信教育・習い事と並行して勉強しなければならないので、数を絞る必要があるのです。

中学受験対策で検定を受けるメリット・デメリット

最後に、中学受験生が各種検定試験を受けるメリット・デメリットをご紹介します。

中学受験勉強と並行して検定試験を受ける際の参考にしてみてください。

中学受験対策で検定を受けるメリット

勉強習慣がつく

今回ご紹介した検定試験は年3回の実施。

受検する級と回を決めたら、受検日から逆算して学習計画を立てて勉強していきます。

もちろん、検定だけが勉強ではないので学校や塾の宿題、習い事と並行して時間を作り、期間内に必要な学習を終える必要があります。

低学年のうちは、下記のスタディプランナーなどを使って親が勉強のマネジメントをする必要がありますが、回数を重ねるごとにお子さん自身が計画的に勉強できる習慣を身につけていきます。

関連 中学受験生の勉強管理に使えるスタディプランナー等のツールまとめ

これは本格的な中学受験勉強にも役立ちます。

現時点の到達度が分かり、先取りOK

漢字検定や算数検定は、学年ごとに級が分かれているので、受検した級に合格すれば該当学年の学習はできていることになります。

逆に不合格であれば、習熟できていないことになるので、見直し・復習をして到達できるように勉強する目安になります。

また、学校や塾のテストと異なり、年齢や学年を超えて受けられるので、先取り学習をしたいお子さんにはもってこいです。

試験慣れができる

検定試験は、本番試験の経験値を上げることにも役立ちます。

知らない会場・知らない人のなかで制限時間内に実力を発揮するには、「場慣れ」をしていることも重要な要素。

通信教育メインで模試などを受けていないお子さんは、試験の緊張感を体感できる良い機会となります。

高校入試・大学入試に役立つ

漢字検定や算数検定は、高校入試・大学入試にも役立ちます。

小学校レベルの級は入試の優遇措置はありませんが、高校生レベルの級を中高生のうちに取っておくと、学校によっては内申書やポイントが加点されることがあります。

また、漢字を正しく使える能力や計算力、思考力は、社会人になってからも仕事面で大いに役立ちますので長い目で見てコツコツと受けておくと良いでしょう。

中学受験対策で検定を受けるデメリット

以上のようにメリットが多い検定試験ですが、中学受験生とその親にとってはデメリットもあります。

勉強の負担が増える

メリットの面でもお伝えしましたが、検定試験合格のためには計画的な勉強が不可欠なので、当然普段の勉強時間が増えることになります。

専用の参考書を買って、学校・塾の勉強以外に時間を作る必要がありますので、お子さんにとっては「勉強ばかりしたくない」と思う子もいるでしょう。

興味がなければ勉強が苦痛

小学生はまだ子どもなので、友達と遊んだり、ゲームをしたりなど、やりたいことがたくさんあります。

「漢字や算数の勉強が遊びのように楽しい!」と思えるお子さんでない限り、地道なコツコツ勉強が苦痛になり、勉強のモチベーションが下がる子も出てくるでしょう。

参考書を開いて勉強するのが苦手な子は、前述のスマイルゼミやRISU算数のタブレットで「ついで学習」をするのがおすすめ。

【PR】
全額返金保証で無料体験
【PR】
クーポンコード【aoz07a】入力でお得に体験

親のタスクが増える

各種検定を受けるにあたり、親のタスクも忘れてはいけません。

検定試験の申し込み締め切り日は試験日の約1ヵ月前なので、期間内に申し込み・入金を済ませ、当日の試験会場を調べておく必要があります。

試験当日の付き添いもお子さんの年齢によっては必須なので、計画的に行動するようにしましょう。

関連 中学受験を目指す小学生の年間学習計画に使えるテンプレート&実例公開

関連 中学受験生の勉強管理に使えるスタディプランナー等のツールまとめ

まとめ:数を絞って検定を活用しよう

今回は、中学受験に役立つ漢字検定・算数検定・思考力検定をご紹介しました。

中学受験に役立つ検定まとめ
  • 検定は年齢・学年を問わずにどの級でも受検できる
  • 国語力を伸ばしたいなら、語彙力強化が期待できる漢字検定5級(小6レベル)を目安に
  • 個人成績表で到達度・不得意単元が分かる算数検定は、6級(小6レベル)を目安に
  • 適性検査を受検予定なら、算数・数学思考力検定6級(小6程度)を目安に
  • 年3回の各種検定を子どもの予定にどう組み込むか、親のマネジメント力も必要
※記事内の価格や内容は、記事作成時のものです。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
中学受験の羅針盤
タイトルとURLをコピーしました