パソコンやアプリで勉強することが当たり前になった現代。
「人生ゲームやトランプなどの昔ながらのボードゲームで子どもと遊ぶことはほとんどない」という方も多いのではないでしょうか?
でも実は、ボードゲームには中学受験につながる知育効果が期待できるんです。
今回は、すごろくの知育効果と、中学受験に役立つボードゲームのなかから、厳選すごろく6選をピックアップしました。
中学受験に不可欠な親子の信頼関係構築にも大いに役立ちますので、ぜひチェックしてみてください。
すごろくを通して学べること
まずは、すごろくを通じて期待できる知育効果を見ていきましょう。
すごろくは、サイコロを振って出た目の数だけコマを進め、一番にゴールした人が勝ちというシンプルなボードゲームです。
純粋にゲームとして楽しめるのはもちろん、楽しみながら学べる要素もたくさんあるんです。
以下で、すごろくの知育効果をご紹介します。
①数字に強くなる
すごろくは、サイコロやルーレットを回して出た目の数、または、2つのサイコロの合計を計算して進めたり、プレイ中にお金の収支を計算したりと、数を数えながらゲームを進めていきます。
計算ドリルだけではなかなか進まない単調な計算問題も、ゲームなら自分からやるようになります。
お金の計算は桁数が多いので最初は難しいと思いますが、自然と暗算が早くなっていきますよ。
大人の方の脳トレにもぴったりです。
②文章を読んで判断する機会が得られる
すごろくの盤面にはマス目ごとにさまざまな指示が書かれています。
「1回休み」「2回サイコロを振って出た目を進める」など、子どもが読んで指示通りにできるようになると、文章読んで理解、判断する力が身に付いていきます。
③親子の信頼関係構築に役立つ
すごろくはプレイヤーが多いほど1巡する時間がかかるので、付き合う親としては時間が取られて面倒だと感じることもあるでしょう。
でも、子どもと同じゲームを共有し、勝ったら嬉しい・負けたら悔しいと、本気で遊んでいるうちに、子どもとの絆も深まっていきます。
中学受験を考えるご家庭では、この親子の絆は非常に重要です。
ぜひ、ボードゲームを通じて親子の楽しい時間を過ごしてみてください。
④社会性や忍耐力を育む
すごろくにはルールがあり、まずルールを理解しないとゲームをプレイできません。
すごろくのルールを理解することは、社会のルールを理解することにもつながり、社会性を育みます。
また、順番を守ったり、負けてもかんしゃくを起こさずに我慢できるようになったりと、すごろくを通してメンタル面も鍛えることが期待できます。
勝負に勝つために戦略を立てるから、頭を使います!
中学受験に役立つ厳選すごろく6選
すごろくの知育効果が分かったところで、ここからは中学受験に役立つ厳選すごろく6選をご紹介します。
今回、さまざまなすごろくを探しましたが、定番の「人生ゲーム」は、知育効果よりもエンタメ要素が強いと感じたためご紹介していません。
※個人的見解です。
ハラハラドキドキよりも、楽しみながら勉強にもなるすごろくをピックアップしました。
①どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5(エポック社)
- 対象年齢:5歳以上
- プレイ人数:2~6人
空飛ぶドラえもんが付いた特別ルーレットを回して日本旅行ができるゲームです。
中学受験の社会・地理分野に通じる日本の地名や名物、文化が楽しく覚えられます。
幼児からできる「かんたん日本旅行ゲーム」では、スタートの北海道から20,000ドラを持ってゴールの沖縄を目指します。
ゴールの沖縄まで7地方7枚のどこドラカードをゲットしないとゴールできないので、
- 手持ちのドラ(お金)をどう振り分けて使うか?
- 飛行機・新幹線・電車・フェリー・タクシーの乗り物をどんなタイミングで使うか?
- 駅・おこづかい・どこドラカードのマスがあったら、どの方向に進むのがベストか?
⇒ 進行方向は複数から選ぶ
と、ルーレットを回すたびに選択を迫られます。
飛行機で一気に移動することもできますが、ほかの地方のどこドラカードがゲットできなくなるので、戦略を立てて進む必要があります。
お金の収支のたびに残高を計算するので、計算力もアップします。
「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」は、裏面の世界旅行ゲームを含め、下記5種類のゲームで遊べます。
- 日本旅行ゲーム
- 世界旅行ゲーム
- 宇宙旅行ゲーム
- どこドラならべ
- かんたん日本旅行ゲーム
通常の人生ゲームよりプレイ時間が短いのがメリット。
下記で紹介するすみっコぐらしのすごろくはもっとプレイ時間が短いです。
②どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+ミニ(エポック社)
- 対象年齢:6歳以上
- プレイ人数:2人~4人
「どこでもドラえもん日本旅行ゲーム」シリーズの携帯版で、3種類のゲームで遊べます。
文字が小さいのが難点ですが、お試しで買ってみるのもおすすめ。
全国各地の有名人・食べ物・おまつり・名所・伝統芸能などが学べます。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://epoch.jp/です。
(参考:エポック社「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」https://epoch.jp/main/doraemon/dokodemo_nihon5/ 2021年10月19日)
③すみっコぐらし 日本旅行ゲーム おへやのすみでたびきぶん(エポック社)
- 対象年齢:5歳以上
- プレイ人数:2~5名
上記の「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」のすみっコぐらしバージョンです。
ボストンバッグに乗ったキュートなすみっコたちと、「おもいでカード」を集めながら日本全国を旅するゲームです。
ほこりが空飛ぶルーレットを回して、目的地を目指します。
「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」同様、飛行機・船・新幹線のに乗ると早く移動でき、おこづかいマスではおこづかいがもらえます。
おもいでマスでおもいでカードを買ったり、おてがみマスでイベントが起こったりしますが、人生ゲームのように刺激的なイベントはありません。
すごろく上の言葉にもマイナス要素がないので、下記3種類のゲームでほのぼのと遊べます。
- ボードゲーム
- おもいでめぐりゲーム(裏面)
- 日本旅行ゲーム
「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5」よりもルールがシンプルなので、幼児でもプレイしやすく、地名・名産品・お金の計算・両替などがゲームをしながら学べます。
去年のサンタさんからプレゼント♪
日本列島がエリアごとに色分けされ、ゲームをしながら県庁所在地や名産品が覚えられます。
一巡するのに結構時間がかかるのでお友達や親戚が集まったときにおすすめ。
すみっコぐらしに癒されます。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://epoch.jp/です。
(参考:エポック社「すみっコぐらし 日本旅行ゲーム おへやのすみでたびきぶん」https://epoch.jp/sumikko/tabikibun-nihon/ 2021年10月19日)
以下は、エンタメ要素<<学習要素の学習すごろくですが、上記ゲーム(携帯版除く)よりリーズナブルなので、すごろく好きのお子さんにおすすめ!
④みんなで遊ぼう!がくしゅうすごろくゲーム(学研プラス)
算数、国語、生活、理科、社会、英語など、小学校の学習に特化したすごろくが22種類入ったゲームブックです。
⑤みんなで遊ぼう! がくしゅうすごろくゲーム 科学編(学研プラス)
『みんなで遊ぼう!がくしゅうすごろくゲーム』の科学編です。
宇宙、人体、動物、恐竜などの知識が学べる学習すごろくが20種類以上入っています。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://hon.gakken.jp/です。
(参考:学研出版サイト
「みんなで遊ぼう!がくしゅうすごろくゲーム」 https://hon.gakken.jp/book/1020358200
「みんなで遊ぼう! がくしゅうすごろくゲーム 科学編」https://hon.gakken.jp/book/1020358100 2021年10月19日)
⑥こども六法 すごろく(幻冬舎)
- 推奨年齢:6歳以上
中学受験とは直接関係ありませんが、小学校低学年から法律の知識と考え方が身に付けられる『こども六法』のすごろくです。
法律に関する〇×クイズやイベントにチャレンジして、高得点を競います。
エンタメ要素は少なめですが、大人もよく分かっていない日本の法律知識が学べます。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.gentosha-edu.co.jp/です。
(参考:幻冬舎「こども六法すごろく」https://www.gentosha-edu.co.jp/book/b511103.html 2021年10月19日)
まとめ:日本地理に自然と親しめる学習すごろく
今回は、中学受験に役立つ厳選ボードゲームをご紹介しました。
ボードゲームは、数の概念や地理を学び、集中力・社会性・忍耐力などを養う知育効果が期待できます。
学校の授業や中学受験塾で地理の学習が始まった小学生にもおすすめです。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。