今回は、無学年式オンライン教材「すらら」と、学年式タブレット教材「スマイルゼミ」の違いを解説します。
以上のようにタブレット学習として共通点が多いので、すららとスマイルゼミでどちらを選んだらよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、すららとスマイルゼミの違いを、
- 学習内容
- 無学年学習
- 学習サポート
- 学習に困難がある子への対応
- 中学受験対応
- 受講費(学習専用端末、中途解約の違約金の有無)
の6つのポイントに分けて解説していきます。
この記事を読めば、すららとスマイルゼミの違いが分かり、タブレット学習選びの参考になりますよ。
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▶【タブレット学習比較】すららとスマイルゼミの6つの違いを解説
※この記事には一部PRが含まれます。
すららとスマイルゼミのざっくりまとめ
まずは、すららとスマイルゼミがどんな特長を持ったオンライン教材なのか、ざっくりご紹介します。
すららの特長
すららは、勉強が苦手な子と相性がいい無学年式オンライン教材です。
先取り学習のイメージが強い無学年式ですが、すららの教材は基礎学力の定着を目標にしているので、さかのぼり学習のほうが得意です。
つまり、
お子さんの学力・学習スピードにぴったり合った学習が定額制でできる
ので、
勉強が苦手な子や、不登校、発達障がい、海外子女の子等と相性がいい教材となっています。
また、すららは教育関連の受賞歴や国内外での導入実績があり、信頼できるオンライン教材と言えます。
スマイルゼミはコンテンツ充実のタブレット教材
スマイルゼミは、ジャストシステムが提供する専用端末を使ったタブレット学習です。
スマイルゼミは学年制なので、学校の授業の進度に沿って予習復習がしたいお子様向けです。
スマイルゼミの強みは、専用タブレットとタッチペンが紙のように手をついて書けることで、「書く」練習もたくさんできることです。
基礎レベル以上のコンテンツとしては、無学年学習「コアトレ」、中学受験につながる「発展クラス」(オプション講座)があります。
また、コンテンツ内の漢検ドリルでは漢字検定の検定料が無料になるキャンペーンがおこなわれています。(不定期で年1回)
すららとスマイルゼミの概要が分かったところで、2社の詳しいサービス比較を見ていきましょう。
すららとスマイルゼミの違い
ここからは、すららとスマイルゼミの違いを、①学習内容、②無学年学習、③学習サポート、④学習上の困難がある子への対応、⑤中学受験対応、⑥受講費・専用端末の有無の6点から比較していきます。
①学習内容の違い
すらら | スマイルゼミ | |
学習範囲 | 無学年式 | 学年式 |
学習指導要領 | 対応 | 対応 |
教科書準拠 | × | 〇 |
教科 | 3~5科目 | 3~5科目 |
プログラミング | × | 〇 |
漢検・英検対策 | 〇 | |
学力診断テスト | 〇 | 年3回 |
個別復習問題配信 | 重点学習カリキュラム | 対策講座 |
オプション講座 | × | 〇 |
応用問題 | 基礎がメイン | 発展クラス |
すららとスマイルゼミの一番大きな違いは、すららが小学校~高校までの無学年式、スマイルゼミが学年に応じた内容であることです。
2社とも学習指導要領には対応していますが、学校で使っている教科書に対応した予習復習ができるスマイルゼミに対し、すららは定期テストのみの対応になっています
また、スマイルゼミは月額税込550円~の「発展クラス」を追加することで難度・学習量を上げられますが、すららは基礎学力の定着がメインなので、オプション講座はありません。
②無学年学習の違い
すらら | スマイルゼミ | |
無学年学習 | 〇 | コアトレ 国語・算数のみ |
前述の通り、すららは小学生から高校生までまでの無学年式で、理解している単元をどんどん先取りしたり、つまずいている単元を前の学年にさかのぼって学習したりできます。
一方、スマイルゼミは学年式ですが、2022年春から国語・算数の無学年学習「コアトレ」が配信されています。
③学習のフォローの違い
すらら | スマイルゼミ | |
オーダーメイド問題配信 | 〇 | 〇 |
自動採点機能 | 〇 | 〇 |
つまずき自動判定 | 〇 | 〇 |
過去教材の確認 | 〇 | △ |
自動解き直し | 〇 | 〇 |
学習のごほうび | 〇 | 〇 |
個別担当者 | すららコーチ | × |
保護者管理画面 | 〇 | 〇 |
すららとスマイルゼミの学習サポート面での大きな違いは、すららには「すららコーチ」という人による学習サポートがあることです。
塾講師など、教育のプロであるすららコーチが保護者にヒアリングをおこない、お子様に合った学習設計や、学習態度に対するアドバイスなどをおこないます。
一方、スマイルゼミは学年式なので年間カリキュラムに沿った講座が毎月配信され、タブレットを開くとその日の課題である「今日のミッション」が出てくるので迷いなく勉強を始められます。
④学習上の困難がある子の対応の違い
すらら | スマイルゼミ | |
不登校対応 | 条件を満たせば 出席扱い | △ |
発達障がい・学習障害対応 | 〇 | △ |
帰国子女対応 | 〇 | × |
すららは学校に通うお子さんはもちろん、不登校で対面授業が難しいお子さん、先生に直接教わることが難しいお子さん、海外に暮らすお子さんにも対応しています。
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不登校
すららは、文部科学省が定めるIT等を活用した自宅学習で出席扱いにできる要件を満たす通信教育です。
出席扱いにしてもらうためのアドバイスも含めてサポートが受けられます。
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スマイルゼミは学年に応じた学力があれば毎月配信される教材を学び学校の授業に遅れないようにすることは可能です。
発達障がい・学習障害
すららは、発達障がいに理解があるすららコーチによるサポートや、特性があるお子さんが五感を使って楽しく学べる学習プログラムを提供しています。
⑤中学受験への対応の違い
すらら | スマイルゼミ | |
中学受験対策 | × | 一部 |
すららには中学受験に対応したコースはありません。
スマイルゼミには、前述のオプション講座の「発展クラス」を付けることで、教科書の難度以上の応用問題、学習量に取り組めます。
また、 無学年学習「コアトレ」で国語・算数は学年をまたいだ学習ができますが、中学受験コースはないので、通塾前の基礎固めに使うのがベターです。
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⑥受講費の違い
最後に、すららとスマイルゼミの利用料金の違いをチェックしていきましょう。
初期費用
すらら | スマイルゼミ | |
入会金 | 7,700円 ~11,000円 | 0円 |
専用端末代 | 0円 | 10,978円 |
タブレット保険 | 0円 | 3,960円/年 ※任意 |
すららは、コースにより上記の入会金がかかります。
すらら専用の端末はないため、推奨環境のパソコンやタブレットからすぐに始めることができ、端末故障時の修理に備えるタブレット保険なども発生しません。
一方、スマイルゼミは入会時に専用タブレット+タッチペンの費用が税込10,978円かかります。
スマイルゼミは、自宅でタブレットが試せる2週間の無料体験や、ショッピングモールなどで不定期に開催される体験会がありますので、体験から始めるのがおすすめです。
最初に専用タブレットを買わなくていいので、すららのほうが始めやすいですね。
月額利用料金の比較
すらら | ・3教科 小中コース: 8,228円 ・4教科 小学コース: 8,228円 ・5教科 小中コース:10,428円 ※3教科(国・数・英) ※4教科(国・数・理・社) ※5教科(国・数・理・社・英) |
スマイルゼミ | 【標準クラス】 3,278円~6,270円 【発展クラス】 550円~990円 ※12か月一括払いの場合 |
※すららは4ヶ月継続コース、スマイルゼミは12か月一括払いの月額料金。
すららは、コースごとの定額料金のみで、オプション講座はありません。
学びたい教科数が選べ、月額利用料金以外はかからない無駄のないシステムです。
年に数回、入会金無料キャンペーンも開催していますので、すららをお得に始める方法まとめ!入会金無料キャンペーンはいつ?をチェックしてみてください。
一方、スマイルゼミは、学年が上がるごとに受講料が上がる一般的な料金体系で、オプション講座を付ける場合はオプション料金が加算されます。
すららとスマイルゼミ、おすすめはこんな人!
最後にまとめとして、すららとスマイルゼミが向いている人をピックアップしましたので、タブレット学習選びの参考にしてみてください。
すららが向いている人
スマイルゼミが向いている人
スマイルゼミは最初にタブレット代がかかるので、できるだけお得に始めたい…という方向けに資料請求から入会するメリットをまとめています。
まとめ:オンライン教材は目的別に選ぼう
今回は、すららとスマイルゼミの比較と、2社の選び方をご紹介しました。
タブレット教材は、お子さんが楽しく勉強を続けられるかも重要なカギになります。
すららとスマイルゼミは、2社とも無料体験がありますので、ぜひお子さんの取り組み具合を確認してみてくださいね。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。