音読は脳の活性化に役立つ!幼児から読みたい最新音読本まとめ

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中学受験の要のひとつ、国語の入試問題と言えば、長文読解がメイン。

大人でもすらすらと読み進めるのが難しい長文を最後まで集中力を切らさずに読み切り、設問の意図をつかむ能力が必要です。

でも、読みやすいとはいえない長文を読み進めるのは苦痛だと感じるお子さんも多いようです。

そこで必要なのは、幼いうちから文章を読むことに慣れておくことです。

絵本を読んでもらう、自分で読む(黙読)からステップアップして音読することで徐々に長文を読むことに慣れることができます。

この記事では、音読に焦点を当て子どもが楽しんで読める最新の音読本をピックアップしています。

最新の音読本は、大人が読んでも楽しめる短編集としての役割もありますので、ぜひ親子で楽しんでみてください。

なぜ音読で頭が良くなるのか

a boy reading a book on his bed
Photo by MART PRODUCTION on Pexels.com

脳科学者・篠原菊紀先生によると、音読で期待できる効果は脳の活性化

初めて音読するときや読み慣れてる文章を読むとき、読んで心が動かされているときなど、パターンによって脳が活性化する領域が変わるそうです。

なので、音読を習慣化することで頭が良くなることが期待できるのです。

また、音読は「読む・話す・聞く」という3つのことを同時におこなう行為です。

脳の活性化に加えて、記憶力・読解力・集中力が高まる、日本語の知識が増えるといった学習全般の効果も期待できるでしょう。

音読の効果が分かったところで、最新の音読本をご紹介していきます。

2022年最新! 3歳から読める音読の本

まずは、音読本の入門書からご紹介します。

『学研の頭脳開発 3~4歳 楽しみながら脳を活性化させる おんどくれんしゅうちょう』

  • 発売:2018年09月27日
  • 発行:学研プラス
  • 定価:税込825円

前述の脳科学者・篠原菊紀先生監修の3~4歳向けの音読ドリルです。

音読したあとに文の理解を深めるおけいこに取り組む2ステップで、文の意味を理解したりイメージをふくらませることができます。

掲載作品は、教科書頻出の詩・俳句・古文、落語、偉人の名言、日本昔話、童話など、幼児期に読ませたい文が厳選されています。

迷路や間違い探し、シールなど、音読以外に楽しめる要素も充実。

書体・文字のサイズなどは小学校の国語の教科書に対応しているので、入学準備にもおすすめです。

3・4歳のおんどくちょうを終えたら5・6歳用にステップアップできます。

学研のワークはイラストがかわいくて、易しすぎず難しすぎずちょうどいいです。

続いて、ひらがな・カタカナの読み書きをマスターし始めてひとりで絵本が読めるようになった頃から小学生まで、長く読める音読本です。

『頭がよくなる! 寝るまえ1分おんどく366日』

  • 発売:2021年03月21日
  • 発行:西東社
  • 定価:各税込1,760円

脳科学者・加藤俊徳先生監修。

寝る前の1分間に音読の習慣を付けるための本で366作品が掲載されています。

掲載作品
  • 名文:夏目漱石『吾輩は猫である』、芥川龍之介『羅生門』、太宰治『走れメロス』など
  • 昔話:『竹取物語』『かさじぞう』『びょうぶのトラ』『さんびきのやぎ』など
  • 詩: 高村光太郎、北原白秋、金子みすゞ、中原中也など
  • その他:歌、落語、百人一首、ことわざ、四字熟語、慣用など

教科書体の読みやすい書体は、最初は字が大きく、助詞が強調されて書かれていますが、ページが進むにつれて文字が小さく文字数が増えていきます。

本書では1ページを8回読んで最後は暗唱を目指しているので、回数と暗唱できた日付を書く欄があります。

また、興味深いのが、音読を睡眠のスイッチを位置付けていることです。

寝る前に読んだ内容は寝ている間に脳のなかでリピートされ、記憶の定着を促します。

これが「頭が良くなる」と言われる理由です。

分厚いけど、子どもが手に持ちやすいサイズ。

スモールステップで進めるのが良いです。

『小学生なら声に出したい音読366: 1日1ページで身につく!』

  • 発売:2022年07月14日
  • 発行:小学館
  • 定価:税込1,980円

累計260万部を記録した『声に出して読みたい日本語』(草思社)の著者・齋藤孝先生監修。

こちらも1日1分の音読習慣で、集中力・記憶力・語彙力を高める効果が期待できます。

掲載作品
  • 俳句:小林一茶
  • 短歌
  • 詩:金子みすゞ
  • 文学
  • 古典:枕草子、平家物語
  • セリフ・いいまわし
  • ことわざ・四字熟語
  • Jポップ:藤井風『燃えよ』

52の週テーマで紹介し、1テーマを1週間音読できます。

『頭のいい子を育てる 名作おんどく366』

  • 発売:2022年07月4日
  • 発行:主婦の友社
  • 定価:税込1,980円

汐見稔幸東京大学名誉教授監修。

こちらも366作品が掲載された名作の音読本です。

収録作品
  • 物語:坊っちゃん、吾輩は猫である、鼻、蜘蛛の糸、銀河鉄道の夜など。
  • 詩・歌:島崎藤村、荻原朔太郎、高村光太郎、八木重吉、三好達治など。
  • 俳句・和歌:松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶、石川啄木など。
  • 古典:枕草子 徒然草 方丈記 平家物語 竹取物語
  • 百人一首:山辺赤人、柿本人麻呂、紀貫之など
  • そのほか、早口言葉、名言、ことわざなど。

音読により脳を活性化させ、語彙力・知識の増加などの学習効果を促します。

また、名作に触れることで感受性や想像力を高め、心を豊かにします。

中学受験勉強中の方は、国語の成績を上げるためのノウハウが書かれたこちらの本もおすすめ。

大人向けの音読本

person reading book and holding coffee
Photo by Vincenzo Malagoli on Pexels.com

お子さんと音読を楽しんだら、大人のための音読本でストレス解消をしてみてはいかがでしょうか。

音読と言えば、学生時代に教科書を音読した経験や、お子さんへの読み聞かせをしたくらいで自分のためにやったことはない方も多いですよね。

名作ならではの文章のリズムや、美しい言葉に触れることで、「久しぶりに本を読んでみようかな」ときっかけ作りに役立つかもしれません。

『ますます心とカラダを整える おとなのための1分音読』

  • 発売:2019年10月18日
  • 発行:自由国民社
  • 定価:税込1,430円

大人向けの音読本で、シリーズ化されています。

お子さんと一緒に毎日1分音読をすれば、ストレス解消や脳トレ、誤嚥性肺炎の予防(のどの筋肉を鍛える)に役立ちます。

まとめ:音読で子どもは頭が良くなり、大人はストレス解消に

今回は、就学前~小学生まで長く読める音読本と、大人向けの音読本をご紹介しました。

まとめ
  • 音読の脳への効果は子どもから大人まで期待できる。
  • 音読本は、古今東西の名作の作品集でもある。
  • 366作品が収録されている本がいくつかあるが、お子さんが好みそうな本を選ぶと継続しやすい。
※記事内の価格や内容は、記事作成時のものです。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。
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