今回は、学習参考書ブランド「新興出版社」から販売されている『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』のレビューをご紹介します。
毎年書店に陳列されているのを見て気になっていたものの、通信教育をするなら不要と思っていました。
しかし、いまは通信教育ジプシー中…。
実際に勉強するわが子も、学校生活にいっぱいいっぱいで正直余力がないのが現状なのです。
そもそも中学受験を視野に入れているとはいえ、目指すのは私立学校ではありません。
ならば、まずは学習指導要領の内容をマスターするのが重要ですよね。
ということで、授業の進度に合わせて予習復習できる家庭教材を投入すべく、原点回帰で『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』を購入してみました。
今回は、『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』の中身と、1学年通して使ったレビューをご紹介します。
学校の教科書で今日やった! と復習に最適です。
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2023『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』の中身
教科書完全対応のワークブックには、今回購入した『教科書ぴったりトレーニング』(新興出版社)と、『教科書ワーク』(文理)の2大勢力があります。
こちらが今回購入した『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』、通称「ぴたトレ」です。
「ぴたトレ」と「教科書ワーク」を比較検討したサイトを見てみましたが、中身はほぼ同じとの結論でした。
なので、イラストの親しみやすさや付録で選びました。
セットで税込5,456円です。
ファスナーケース付きで保管しやすい。
書店で買うときはお住まいの地域の教科書がセットされていますが、念のためお子さんが使っている教科書の出版社をチェックしてみてください。
ぴたトレはバラでも買えます。
1冊1,364円(税込)で1年間使えます。
学年が上がるほど教材費は高くなることが多いので、高学年ほどお得ですね!
以下で、くわしい中身をチェックしていきましょう。
教科書ぴったりトレーニング 小学1年 国語
まずは国語です。
ぴたトレは、全教科で
- 準備
- 練習
- 確かめのテスト
と3ステップで学びます。
なので、初めて習う単元(予習)も、学校で習った単元(復習)もひとりで学びやすくなっています。
また、オールインワン問題集ということで、ぴたトレ自体の特別ふろくも充実しています。
- ひらがなおさらいドリル
- ぴったりシール
- がんばり表
- ばっちりポスター
見開き2ページを解いたら、「がんばり表」に「ぴったりシール」を1枚貼ります。
教科書通りの文章が出てくるので、「今日学校でやった! 分かる!」と、取りかかりやすくなっています。
教科書ぴったりトレーニング 小学1年 漢字
長期休みの学習に役立つ漢字練習ドリルです。
漢字の学習が始まった9月半ばから始めました。
最初はひらがなとカタカナのおさらいと、夏のチャレンジテスト(ひらがなとカタカナまで)があります。
漢字の学習が始まると、こまめに小テストがあるのでテスト対策に使っています。
教科書ぴったりトレーニング 小学1年 算数
次に算数です。
国語と同じ3ステップで学びます。
算数にもぴったり特別ふろくが付いています。
- けいさんせんもんドリル
- ぴったりシール
- がんばり表
ぴたトレを進めていくと、「ふろくのけいさんせんもんドリルの〇ページもやってみよう」とアナウンスがあるので、指示に沿って解いています。
計算は演習量が必要ですが、下記計算ドリルも合わせると結構な演習量になりますね。
教科書ぴったりトレーニング 小学1年 けいさん
夏休みのドリルが終わったタイミングで復習用に使いました。
先取り学習はしないで、学校で習ったところまでです。
学童の教材としても使えますが、なかなかやる気にはなれないようです、、、
1年 学習指導要領対応 漢字・計算ドリル
1年生の学習内容をマスターしたうえで取り組む感じだったので、春休みのドリルに使いました。
すでに理解している内容だったのでやりやすかったようです。
まとめテスト
教科書ぴったりトレーニングには4回分のまとめテストがあります。
- はるのチャレンジテスト
- なつのチャレンジテスト
- ふゆのチャレンジテスト
- 学力しんだんテスト(1年の総まとめ)
教科書完全準拠のテストなので、学校のカラーテスト対策にもぴったりですね。
夏休み・冬休み・学年末に制限時間を測ってやってみました。
※夏のチャレンジテストが一番初めになります。
解答と解説
保護者向けの解答と解説です。
解説が充実しているので、間違えた問題や、つまずいている箇所を教えるときに役立ちます。
低学年の内容は親が解答を見なくても丸付けができるのでつい読むのをスキップしがちですが、解説を読み込むことが学力アップの秘訣なんですよね。
学習ポスター2枚
静電気の力で壁やドア、冷蔵庫、お風呂など、いろいろな場所に貼れる最新素材の学習ポスターです。
子どものリクエストで浴室壁に貼りました。
内容としては、幼児期でマスターしているものですが確認のために。
学習用下じき
1年生はひらがなとカタカナ表の下敷きです。
ワークブック専用にしました。
『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』の準備
『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』は、1年分の教材がセットになっています。
子どもに渡す前に下記の準備をしました。
- がんばり表・まとめテストを切り取る。
- とじ込みの保護者向け解答冊子やドリルを外す。
- まだやらないドリルは、別途保管しておく。
- LINEのともだち登録をする。
→ 保護者側で進捗管理ができます。 - 毎日やる国語と算数の2科目、がんばり表を家庭学習用にセット。
- 今日やるページがすぐに分かるようにフィルムふせんを貼っておく。
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ぴたトレの使い方とレビュー
ぴたトレは、お子さんの学習意欲や、保護者の生活スタイルに合わせて自由に使えます。
- 授業の進度に合わせて予習復習をする。
⇒ 学年だよりに各教科の単元が書いてあるので、チェックしています。 - 休んだ日の授業分を家で解いておく。
- 長期休みにまとめて前期の復習をする。
(家庭学習は宿題のみ) - 日々の家庭学習のプラスアルファとして、漢字・計算ドリルを追加する。
- 学童の学習用に持っていく。
(学童はタブレットの持ち込みは禁止しているところが多いので、いまはほとんどの子が進研ゼミなどの紙教材を持っていきます) - 海外で暮らすお子さんの日本の勉強用に持っていく。
塾の宿題や通信教育が消化しきれない方も、自分のペースで進めていけます。
我が家は5月中旬に購入したので、最初から授業の進度に合わせて予習復習はできていません。
いまのところ家庭学習の意欲自体が落ちているので、簡単な問題から見開き2ページずつやっていくことにしました。
実際は学校、学童から帰ると親子でクタクタ。
通信教育やドリルをやったほうがいいと思ってもなかなか消化しきれません。
朝もギリギリまで寝ているため、朝活なんてできそうもなく…。
なので、1年間かけて使えるぴたトレは低学年のうちは合っているかもしれません。
低学年の紙教材は親の伴走が必須
紙教材のぴたトレは、低学年のうちは親の伴走が必須です。
デジタル教材をやらせているときはほぼ子ども任せにしていましたが、改めて横について勉強を見ていると、問題点がいくつも出てきます。
たとえば、書き順が間違っていたり、問題文と飛ばし読みするので早とちりをしてしまったり、数の概念がまだ曖昧だったり…など。
仕事をしているとなかなか余裕がないですが、せめて低学年のうちは一緒に勉強を見たいと改めて感じました。
勉強はコツコツと計画的にするということも、がんばり表や、勉強計画ノートを使いながら根気強く伝えています。
本格的に知識の習得が始まった1年生だからこそ、教材を与えておしまいにはしてはいけないなと思いました。
ワークブックだけでは演習量が足りない方、ワークブックは不要という方は、1枚ずつ切り離して使えるドリルがあります。
まとめ:ぴたトレのメリット・デメリット
今回は、『小学教科書ぴったりトレーニング 4教科セット』を買ってみたレビューをご紹介しました。
最後に、ぴたトレのメリット・デメリットをまとめておきます。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。