今回は、『小学8年生』2021年8・9月号 の付録「魔法の粉実験キット」で液体の結晶化実験を体験してみたレビューをご紹介します。
- 尿素の形状や使い道を知る
- 最初に実験の工程を学び、手順通りに進める
※子どもができる範囲で - 水に溶かして液状化した尿素が蒸発すると、残りが結晶化する過程を目で見て確認する
- 出来上がった結晶ツリーをアート作品として活用する
結晶水が目に見えて結晶化する様子は、大人でもワクワクして楽しめたので、ぜひ親子で楽しんでみてください。
「魔法の粉実験キット」の中身
『小学8年生』は、「魔法の粉実験キット」目当てで初めて買いました。
キットの中身はこちらです。
- 尿素の袋 2つ
- コーヒーフィルター 2枚
- 洗濯のり
- 受け皿
- アルミパック
あとは、
- 食器用洗剤(結晶液を紙にしみこみやすくする)
- ぬるま湯 1袋あたり大さじ1
- プラコップ
- 割り箸
- 水性ペン・食紅(着色用)
を用意します。
そもそも尿素とは?
哺乳類や両生類の尿に含まれる有機化合物。
保水作用があるので、化粧品や肥料に使われてる。
携帯用の冷却パックとしても使われている。
記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BF%E7%B4%A0です。
(参考:尿素 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BF%E7%B4%A0 2021年7月19日)
魔法の粉実験スタート
それでは、魔法の粉実験を始めましょう。
まずは、コーヒーフィルターの接着部分をハサミで切り離して、蛇腹に折って端をホッチキスで留めます。
結晶に色を付けたい方は、ここで水性ペンで色を塗ります。
細いペンだと時間がかかるので、太い蛍光ペンがあると便利です。
次に、魔法の粉1回分+ぬるま湯大さじ1を紙コップに入れて素早く混ぜ、洗濯のり・食器用洗剤を加えて混ぜます。
尿素ってざらざらした粉なんだね~
結晶液ができたら受け皿に注ぎ、先程作ったコーヒーフィルターのツリーを置きます。
洗濯のりが半端に残ってしまうので、2個目の結晶ツリーも作っておきました。
コーヒーフィルターはあっという間に結晶液を吸い上げていきます。
残った尿素は1回分の半分。
結晶化の時間を利用して、冷却パックの実験もおこなってみました。
アルミパックに大さじ1の水と尿素を入れると、瞬時に温度が下がり、冷却パックのできあがり!
子どもには、2液を混ぜ、温度変化を体感してもらいました。
これは、夏場に活躍する「瞬間冷却パック」と同じような感じですね。
ただし、キンキンに冷えるわけではなく、持続時間も短かったです。
結晶ツリーの変化
先程の結晶ツリーですが、コーヒーフィルターが水分を吸い上げるとふにゃふにゃになって倒れてしまうので、クリアファイルを切ったもので支えると良いそうです。
今回はストロー2本で代用してみましたが、安定感は悪いです(笑)
7、8時間経った結晶ツリーがこちら。
1時間後ぐらいから、目に見えて結晶化が進んでいきました。
最初はラップを敷いていましたが、汚れてもよいトレーに移しました。
水性ペンの着色にムラがあるので、結晶の着色もムラムラ
水色、黄色と着色し、混ざったところは緑色になっています。
着色していない結晶は、雪みたいで綺麗です。
割り箸で結晶をパラパラ崩したり、人形を置いてみたりしたよ。
雑誌のなかでは、さまざまなアート作品例が載っていますので、材料を買い足してやってみるのもいいですね。
まとめ:結晶化がおもしろい、尿素の粉実験
今回は、『小学8年生』8・9月号 の付録「魔法の粉実験キット」で液体の結晶化実験を体験してみたレビューをご紹介しました。
尿素や洗濯のりは気軽に買えるので、今回とは別の条件下(雨の日、湿度の高い日、乾燥した日など)で実験してみるのもおもしろいですね。
今回は結晶の色がムラになってしまったので、食紅を使って尿素をむらなく染めるのも良いでしょう。
『小学8年生』は、今回の付録以外も自由研究ネタが満載なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
最新情報は公式サイトにてご確認ください。