今回は、幼児向け通信教育「Z会幼児コース年中」の資料請求した内容をご紹介します。
Z会幼児コースは、幼児コースの段階で「中学受験をする」「しない」「分からない」の選択肢があり、中学受験を見据えた通信教育であることがうかがえます。
実際に届いた教材は、紙教材メインながら充実した内容で、サンプル教材とは思えないほどやりがいがありました。
この記事では、実際に届いた資料一覧と、筆者が感じた感想、子どもの反応をご紹介します。
Z会幼児コースのおためし教材のまとめ

最初に、今回試してみたZ会幼児コースの率直な感想3点をお伝えします。
Z会幼児コースは…
- 情報量が多い
- 難度は高くないが、簡単ではない
- 毎月課題をこなすにはある程度の時間がかかる

といった印象を受けました!
以下でざっくりとご説明します。
情報量が多い
後述しますが、おためし教材5種類・入会案内書以外にもたくさんの冊子が届きます。
特に、『ぺあぜっとi 』、入会案内書は情報量が多く、読みごたえがあります。
お子さんの勉強以外でも子育て全般の情報を得たいという方には、別に雑誌などを買わなくても情報が定期的に届くので、親にとっても有益だと感じました。
難度は高くないが、簡単ではない
教材が難しいイメージがあるZ会ですが、幼児コースの難度は高くありません。
たくさんの知識を増やす先取り学習ではなく、小学校以降の学びにつながる”あと伸び”を大切にしているので、子どもの身近にあるものを題材に自分の頭で考えさせる問題が出題されています。
毎月こなすにはある程度の時間がかかりそう
例えば年中コースの場合、
- 『ぺあぜっと』:1回10分~1時間×8回
- 『かんがえるちからワーク』:1回5~10分×46回
- 『ぺあせっとシート』:1回
のボリュームがありますので、毎月すべての課題をこなすにはそれなりの時間が必要です。
特に、『ぺあぜっと』は親のほうで材料をそろえたり、一緒に出掛けたりする必要がありますので、日々忙しくしているご家庭では負担だと感じることもあるかもしれません。
ただし、内容は就学準備の学習以外にも多岐にわたっており、取り組んだだけの成果が出ると思われます。
一番のメリットは、Z会小学生コースへの移行がスムーズなことでしょう。
我が家の場合は、ひとりで取り組む『かんがえるちからワーク』が一人ではできなそうなので、横についている必要がありそうだなと思いました。
スマホやタブレットでできるデジタル教材は年4回なので、無理なくできそうです。
実際に届いたおためし教材・資料
今回、2021年9月に資料請求した資料一覧はこちらです。
おためし教材
- 『かんがえるちからワーク』:全8ページ・問題8問
- 『おうちがくしゅうわーく ねんちゅう』:全6ページ・問題6問
(『かんがえるちからワーク』4・5月号から抜粋) - 『ひらがなだいすきワークおためしばん+シール』
- 『ぺあぜっと』:全13ページ・課題5題
- 『ぺあぜっとi 』:8ページ


資料
- 入会案内書2021
- おためし教材はやわかりガイド
- Z会ならいつでも1か月から受講できます!
- 保護者の方へ
- 10月号申込案内
- イード・アワード受賞情報
- ”あと伸び”につながるひらがな学習の進め方
- 郵便用申込書
- ぺあせっとシートみほん(毎月の提出課題)


全資料をチェックした感想・レビュー
すべてフルカラーで、ワークは紙質もしっかりしています。
課題が終わった後のシールも付いているので、子どもは楽しんで取り組むことができました。
教材を一通り見てみると感じるのは、前述のとおり、

情報量が多い!!
ですね。
こどもちゃれんじとの情報の伝え方の違い
現在やっている「こどもちゃれんじ」は、メインターゲットが多忙な共働き家庭を想定してか、情報がコンパクトに凝縮されています。
保護者向けの読み物の見出しには、
- 「1か月分の教材が5分で分かる!」
- 「見開き4ページで分かる!」
など、現代の忙しい保護者が短時間でポイントを絞って情報を得られるように工夫がこらされていると感じます。
一方、 Z会幼児コースは、保護者向けの解説書がまるまる1冊の冊子になっていて、学習テーマの詳細や、各課題を取り組むコツ・アドバイス、声かけのヒント、おすすめの絵本などが書かれています。
写真やイラストを使った読みやすい冊子ですが、保護者も主体的にかかわる教材と言えますね。
正直「やるのは大変そうだな…」と思ったのですが、長い子育てのなかで親と一緒に行動して親の言うことを割と素直に聞いてくれるのは幼児期だけなんですよね。
『ぺあぜっと』を通じて、

ふしぎだね。
どうしてかな?
という経験を毎月積み重ねることで、親子の絆が深まり、結果的に中学受験期の円滑なサポートにつながっていくことを感じました。
Z会幼児コースのおためし教材 子どもの反応は?
最後に、Z会幼児コース年中のおためし教材を子どもと一緒に取り組んでみたレビュー・感想をご紹介します。
体験型教材『ぺあぜっと』
今回のテーマは「坂」で、傾斜を作ると物が転がる様子や、形状によってはまっすぐ転がらなかったり、回転しないことを学びます。
準備するものは、
- 家のテーブル
- 傾斜をつけるための雑誌など
- ボール
- 転がったボールを受け止めるための容器
など、どの家庭にあるものだけでできます。
もし材料がなければ、代用品も書いてあるのでさらに取り組みやすいです。
実際に、テーブルの脚の下に雑誌を重ねて傾斜を作り、ボールを転がしてみました。
子どもはキャッチするのが楽しくて喜んでやっています。
傾斜角度を変えて転がるスピードがどう変わるのかもやってみました。
「紙コップを転がすとまっすぐには転がらないね」
「なんでだろう」
と一緒に考えたりしますが、難しい理由付けはしません。
(ぶっちゃけ大人でもうまく説明できない)
次に、新聞紙を使った簡単な工作&ゲームです。
新聞紙3か所に割りばし3本を付けてコースを作り、アルミホイルを丸めたボールをスタートからゴールまでうまくコントロールして転がすゲームをやりました。

二人並んで新聞紙の両端を持ち、息を合わせながら転がします。
動きの読めないボールの動きに子どもは大喜び!
徐々にどう動かしたらボールがコントロールできるのかつかめたようでした。
坂道系の課題3つで30分程度、料理系の課題はまた今後やってみます。
子どもは楽しんでやっていましたが、ぶっちゃけ親の手間はかかります。
『かんがえるちからワーク』 ほか2冊
続いて、ワーク学習です。
- 『かんがえるちからワーク』:全8ページ・問題8問
- 『おうちがくしゅうわーく ねんちゅう』:全6ページ・問題6問
(『かんがえるちからワーク』4・5月号から抜粋) - 『ひらがなだいすきワークおためしばん+シール』
の3種類があり、『ひらがなだいすきワークおためしばん+シール』からやってみました。

こどもちゃれんじの『キッズワーク』は1年以上やっているものの、どうも本人のテンションが上がらないようで、なかなか進みません。
年中も中盤ですが、コロナ禍で通園できない日が続いているせいもあるかもしれません。
一人で取り組むのは難しそうなので、親がついて一緒にやりますが、気が散ってしまって15分が限界。
別の日にも少しずつワークを進め、すべて終わることができましたが、親が隣についていれば、まあまあ進めることができました。

Z会ユーザーは幼児であっても自分から毎日ワークをやっているなんて子もいますが、そもそものポテンシャルが違うんだろうな…。
ただし、ワークの問題が良問であることは少し解いただけでも実感できます。
- ことば
- 数
- 形
- 論理
- 自然
- 生活
- 表現
の分野をバランスよく学べるので、子どもも飽きずに進められるようになっています。

始めるなら、年中冬か年長かな~
1か月から申し込めて、年払いでも返金があるので気軽に始められますよ!
まとめ:Z会は早めに始めるのがベター
最後に、Z会幼児コース年中のおためし教材を実際に試したまとめです。
- 『ぺあぜっと』は、家にある身近な道具で、年齢に応じた幅広いテーマを親子で体験学習できる。ただし、一緒に取り組む時間が必要。
- 『かんがえるちからワーク』等のワークは、1問1問が良問ぞろい。知識を詰め込む先取り学習ではなく、問題文から必要な情報を選び、自分で答えを出していく力が身に付く。
- Z会前にタブレットなどの受動的な学習に慣れているお子さんには少しとっつきにくいかも。
- 問題文が読めるまでは親が付いていると安心。
ということで、筆者が目指す公立中高一貫校の適性検査対策につながる通信教育であると分かりました。
ただし、Z会の目指すレベルは高いので、親もそれなりに時間を取って子どもと関わる必要があります。
まずは、おためし教材からわが子に合うかをチェックすることをおすすめします。
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